カラオケの背景に流れてくる訳のわからない映像への登場率No.1※。「ビル」と検索すると出てくるフリー画像への登場率もNo.1※。※2016年3月時点。肌感覚。
今回は、そんな西新宿の高層ビルたちの魅力を、曇り空のもと撮影した微妙な仕上がりの写真と共にご紹介しようと思います。
建物にまったく興味がない方はとっても退屈だと思いますので、そっと記事を閉じてください。
1棟ずついきます。ではまず、我らがエン・ジャパン本社も入居するこちらから。
★新宿アイランドタワー
1995年竣工。高さ189m。44F建て。新宿駅から歩いてくる人々の前にぬりかべの如く立ちはだかるこのビルは、恐らく1フロアあたりの面積は西新宿エリア随一。図体からして大味に見えるが、全体設計から内装まで幾何学図形をモチーフにめちゃくちゃ丁寧に作り込まれている。気がする。
続いてはこちら。 ★新宿三井ビルディング
1974年竣工。高さ225m。55F建て。通称「黒いビル」。側面タテにずらっと並んだX字の筋交いが特徴。池袋のサンシャイン60ができるまでは、日本一の高さを誇っていたらしい。去年の春、屋上に地震の揺れを抑えるためのオモリ付きブランコ(のようなもの)が設置された。とにかく黒い。
さてお次は… ★損保ジャパン日本興亜本社ビル
1973年竣工。高さ200m。43F建て。別名「パンタロンビル」。富士山がモチーフといわれる、裾の広がったカタチが特徴。もともとは「安田火災海上本社ビル」だったが、2002年に「損保ジャパン本社ビル」へ、2014年に現名称に変わった。まさに地図業者泣かせのビル。
次はこれ。 ★新宿住友ビルディング
1974年竣工。高さ210m。52F建て。通称「三角ビル」。その名の通り、上から見ると三角形になっている。しかしその形もさることながら、最大の見どころは世界の高所恐怖症たちを震撼させる、全階を貫く巨大吹き抜け。
続いて、
★新宿センタービル
1979年竣工。高さ222m。54階建て。西新宿界隈でもっとも地味な雰囲気の高層ビル。しかしその地味さと裏腹に、壁面を素手で登る猛者が現れたり、立てこもり事件が起きたりと、何かとエキサイティングなビルでもある。
次。 ★新宿パークタワー
1994年竣工。高さ235m。52階建て。西新宿の奥座敷ともいえる立地で、もはや初台なのでは?という声も多い。あまりに遠いためシャトルバスが出ているほど。建築家が同じ丹下健三ということもあり、どことなく都庁の庁舎を彷彿とさせるフォルムを持つ。
…と、ここまで書いて疲れてしまったので続きはまた今度。次はもう一段、マニアックなビルたちをご紹介しようと思います!