
17コピーライターのお気に入りコピー紹介(前半)
こんにちは!イチナナコピーライター(2017年入社のコピーライター)の田村です。

右奥のもやもやもやっとしたのが僕です。
今日はみんな仲良し、17コピーライター(9人中5人分)の
お気に入りコピー
を紹介してみたいと思います。
【僕(田村)】
僕のマイフェイバリットコピーは児島令子さんの『死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないでほしい。(日本ペットフード)』です。 こちらの記事で先輩の野津さんも取り上げているこのコピー。キャッチコピーだけではなく、ボディコピーも印象的です。内容は、「犬は人より早く死に行くものではあるが、だからといって人の方から遠ざかるのは悲しすぎる」といったもの。
『すごく生きている。すごく生きているよ。』『犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。』など、ひとつひとつの文章表現が繊細で、なおかつ洗練されており、読む者を引き込む強い魅力があります。
紙幅の都合で全文は掲載いたしませんが、読者の皆様にもぜひ読んでいただきたい名文です。
【タカトウ(写真左の男子)】
タカトウが挙げてくれたのは、『前略、僕は日本のどこかにいます。(JR)』。2000年冬の青春18切符宣伝ポスターのコピーなのですが、背景に海に面した駅(JR四国の「下灘駅」)が写っており、その様子が極めて情緒的。
誰かに、あるいは自分に宛てられているのかもしれないこのコピーを見ると、「あぁ、ここはどこにある駅なんだろう」「自分でもこんなところに行ってみたい」と思わずにはいられません。
とても、とても素敵なコピーです。
【朝岡さん(タカトウのちょっと奥)】
朝岡さんのお気に入りは、福田恭夫さんの『キミが好きだと言うかわりに、僕はシャッターを押した。(オリンパス商事)』。1980年に発売されたカメラ「OM-10」の宣伝のためのコピー。
大場久美子さんをキャスティングしたポスターが印象的ですね。
一目見るだけで撮影者と被写体の「友達以上恋人未満」の関係性が伺える秀逸なコピー。
思わず「カメラを買いたい」という気持ちになりませんか?
【日髙さん(朝岡さんのさらに奥)】
日髙さんのご贔屓コピーは、尾形真理子さんの『あなたと いたい、と ひとりで 平気、を いったり きたり。(ルミネ)』。人恋しさと孤独志向の間をゆらゆらと移ろう女心を上手く表現し、多くの女性から共感を得たコピーです。
背景にはハンモックで眠る男女が写り、コピー自体の文字間隔にも工夫が凝らされた広告。揺れやすい人の心をビジュアルイメージとして分かりやすく演出している点が白眉です。
一人を楽しめる、けれどどこか寂しい気がする……そんな気持ちの方に、ぜひ一度ご覧になっていただきたいコピーです。
【池田さん(日髙さんのさらにさらに奥)】
池田さんのオススメは、岩崎俊一さんの『ロケットも、文房具から生まれた。(トンボ鉛筆)』のコピー。ボディーコピーにて、人の生活とともにある文房具、それを生み出すトンボ鉛筆の考え方を述べています。
この文章、もちろん名文なのですが、それ以上にインパクトを与えてくるのが、キャッチコピーと共に目に入る「鉛筆がロケットよろしく空を飛ぶ」画像。
おそらくは糸川英夫博士のペンシルロケット開発に材を取ったものと思われますが、キャッチコピーと合わせてデペイズマン感が強く、ひと目で興味をひく、素晴らしい広告になっています。
コピーライターとしてお手本にしたいコピーですね。
今回は、以上5人のお気に入りコピーの紹介に留めさせていただきます。
イチナナコピーライターの残り4人のコピー紹介は後日行なうので、お楽しみに!
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