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情報システム部の今と未来を語る(部長 五十嵐さん× マネージャー 新田さん)

情報システム部の今と未来を語る(部長 五十嵐さん× マネージャー 新田さん)

久志本 実希
久志本 実希
2020年入社。関西を愛する採用人事です。キャンプと犬とヨガがスキ🐶

エン・ジャパンの情報システム部(以下、情シス)の長である部長・五十嵐さんとインフラセキュリティグループのマネージャー新田さん。異なる個性を持ちながらも、互いに補完し合い、数々のプロジェクトを成功に導いてきたお二人に、日々の仕事や情シスの魅力、そしてこれからの目標についても語っていただきました。

「ある意味で正反対。お互いが補完しあえる、相棒のような存在です」

ーーこれまで数々の案件を乗り越えてきたお二人ですが、お互いのことをどのように思われていますか?

新田さん:五十嵐さんは、聞き手に徹するタイプですよね。自分の意見を強く主張するというよりは、相手の話をじっくり聞いてくれる。それでいて、私が考えに行き詰まったときには、的確なアドバイスをくれるので本当に助かっています。

でも、求めるレベルに達していないときは、あっさり「そうですね」で終わることも(笑)。案件の重要性など、まだ説明責任を果たせていないなーと内省するきっかけにもなりますね。

五十嵐さん:あっさりしてるって思われてたんだ(笑)組織としてはメンバーが「こうしたい」と言えるほうが健全だと思うんだよね。だから、聞き手に徹することは大事にしているかな。

新田さん:五十嵐さんのことを、悪くいう人を聞いたことないんですよね。本当に、いい意味で「人たらし」なんだと思います

メンバーとの間にさらっと入って助けてくれますし、本当によく見てくださっているなと。そういうところ、真似したいなと思っても真似できない五十嵐さんの魅力だと思っています。自分にとって必要不可欠な存在です。

五十嵐さん:褒めていただいてありがとうございます(笑)

新田さんはねー、分かりやすい人(笑)。好き・嫌いや、良い・悪いの価値観がすごくはっきりしているし、自分の信念や正義感もちゃんとある。

新田さんがよく使う、『筋を通す』っていう考え方が私は好きで。正義感をもってチームを引っ張る力があり、周りに良い影響を与えてくれている人だと思う。新田さんを見て、意見を発信する重要性を学んでいますね。

新田さん:お互い、マネジメントのスタイルも違うし、部全体のことを考えるとうまく補完しあえている関係なのかなと思います。

ーー素敵ですね、お互いに尊敬し合っていることが伝わりました。逆にお二人が似ているなと思うポイントはありますか?

新田さん:お酒の飲み方ですかね(笑)。

五十嵐さん:それはそうね(笑)仕事でいくと、物事に対する考え方やロジックの組み立て方が似ているので、ぶつかったりすることはほぼ無いですね。コミュニケーションの取り方もストレスがなくて、新田さんの説明はいつも「確かに」って納得できる。

新田さん:お互いがプロセスをしっかり伝え合うからこそ、スムーズに進むんだと思います。

五十嵐さん:そうだね。

業界に先駆けて、情シスが切り拓いた新たな一歩

ーー数々の案件の中で、お二人にとって印象に残っている仕事はありますか?

新田さん:私はやっぱり、CASB(Cloud Access Security Broker)の導入ですね。

うちのグループで全社影響が大きい初めての案件で、個人情報・企業情報の漏洩をしっかり防いでくれる製品を複数の製品から選定し、導入できました。私の無茶振りにしっかりメンバーもベンダーさんも応えていただき感謝しかないです。既存SaaSの設定変更など大変なことも、社員のみなさんが前向きに協力していただき驚きました。人間、変化は好まないですからね。

五十嵐さん:懐かしい!ベトナム出張の帰り、空港の待合室で、スケジュールがタイトな中で意志決定を迫られた場面は今ではいい思い出。(笑)

私はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証取得が印象に残っています。セキュリティチームが発足したきっかけの一つですし、新田さんが主導し、メンバーを巻き込みながら進めていく姿を見て、頼もしさを感じましたね。

新田さん:ISMS認証取得は入社前からやりたいと思っていたことの一つでした。人材業界では、Pマーク(プライバシーマーク)の取得が一般的ですが、これからの時代に求められる信頼性をさらに高めるためには、ISMS認証取得に向けた取り組みが重要だと考えていました。エンへ入社するまでに少し時間があったので、やりたいことをまとめて五十嵐さんに提案していたんです。

ISMS認証取得を実際に経営層へ提案した際も、前向きに捉えてGoをいただきました。入社2年目でやらせてもらえたのは、本当に感謝しています。いろんな人に助けてもらいながら認証取得にこぎつけたのも記憶に新しいです。

五十嵐さん:それまで、実はエンはISMSに対する社内のノウハウもなかったですし、取りたいということも考えていなかったんです。でも、新田さんからいろんな話を聞く中で重要性を認識できました。これは、未来のエンにとって必要な一歩だと。だからこそ、情シス部門全体としてやろうと一体感をもって意志決定できたと思います。

大変だったのですが、認証取得できた時は、役員も含め「ああ、よかった」と安堵との気持ちと達成感を感じましたね。

自分で考えた企画を、最後まで形にできることが喜び

ーーお二人にとって、情シスの魅力を教えてください。

新田さん:自分で企画して予算を取り、実行まで持っていけるところですね。仕事を「自分事として捉えて進められる」ことは特にやりがいになると思います。私は元々コンサルティング企業出身なのですが、一生懸命に脳に汗をかいて考えた提案も、クライアントの予算次第で「それはできないですね」と断られることもざらにあって。そういったもどかしさを抱えている人にとっては、成し遂げたいことにチャレンジできる良い環境だと思います。

五十嵐さん:確かに、企画から実行まで一気通貫で関われるのは大きな魅力。企画はできても実行はできない、あるいは実行はできるけど企画はできないってよく聞く話だけど、情シスは上流の企画の部分から全部自分の責任でやってもらうことが多い。実際、どんどん案を持ってきて!と、メンバーからも提案を持ってきてもらっています。

今全社で使っている『enchat(エン社員向けの生成AIで、社内情報の入力や社内Wikiのデータ検索も可能)』も、メンバーから「企画書を書いたので、検証のために予算1000円ください!」と突然持ってきてくれたものです。自分たちで仮説検証をして、予算を取りに行ってプロジェクト化し、実際にリリースまで持っていったのですが、それもほとんどメンバーが進めてくれました。今では、エン社員の毎日の仕事に欠かせないものになっていますね。

新田さん:企画を考えるといえば、エンに入って驚いたことの一つとして『日報』があります。全社員が毎日、その日の学び・意見・情報を投稿するのですが、これがとても良質なインプットに繋がるんですよ。通常だと、社員から困りごとをリアルに教えてもらうのは時間がかかりますよね。お互いの関係性にもよるし。それを、日報であればポチポチ検索して見に行くだけで、社員の生の声を知れる。なんて恵まれている環境なのだと思いましたね。

社員の今日を支え、未来を創る。それが情シスの使命。

五十嵐さん:情シスの仕事は会社全体に影響を与えるので、責任もありますが、その分やりがいも大きいですね。私自身は、大袈裟ではなく本当に、情シスがこけたら会社や事業が傾くと考えています。会社を守り、トラブルが起きたときは最後の砦になる。例えば、PCが使えないなんてことが起きれば、営業の売上が毎日何千万とか何億の桁で減っていく。そういった仕事を情シスが担っているので、責任の重さは相当ですよね。

そして守ることに加えて、全社の働き方を変えることもできる仕事です。業務効率化、システムのリプレイス、新しいソリューションの導入、コミュニケーションの質を変えていく…これらも情シス次第。だからこそ、事業貢献に繋がる価値を生み出せる影響力、それが情シスの魅力だと思います。

やりたいことは無限大。「真に“喜ばれ、人に薦めたくなる情シス”を目指したい」

ーー情報システム部として、どんな組織を目指していますか?

五十嵐さん:現場から頼りにされ、他部署にも薦めたいと思える、ロイヤルティ(※)が高い情シス組織を作りたいです。現場と本当の意味で理解し合い、技術の提供者ではなく、ビジネスパートナーとして信頼される存在を目指しています。

※ロイヤルティ…顧客が特定のブランドや商品・ サービスに対して感じる「信頼」や「愛着」のこと

「何を言うか」と同じくらい「誰が言うか」がすごく大事だと思っています。この人が言っているから大丈夫だ、任せても良いと思ってもらえる組織でありたい。だからそのために、ちゃんと自分たちのそれぞれの専門領域で成果を上げ、全社に価値を広げることを、これからも尽力していきたいです。

新田さん:情シスとして目指す組織は、五十嵐さんの言う通りだと思います。社員から頼りにされるという意味では、現状、インフラ領域で外部委託に頼らざるを得ない部分があるので、まずは社員自身がインフラ領域全体を把握できるようにしたいですね。

また、これは私の裏の目標ですが、情シス業務で得たノウハウを将来的には外部に還元し、全社の収益に寄与できるような組織にしたいと考えています。特に、体力があまりない中小企業を中心にご支援したい。

五十嵐さん:新田さんのその思いは入社当時からだよね。私も賛同する考え方です。どうしても情シスはコストセンターになってしまいますが、それをどうやってプロフィットセンターになれるか。そのためには、高いスキルも必要ですし、新規事業を作ることも必要かもしれない。そういった夢を見据えて、まずは地固めしないといけない今ですね。

不可能を語るより、可能性を描ける人と働きたい

ーー長期的に見据えている夢、ぜひとも叶えたいですね!とてもワクワクするお話でした。ちなみにお二人と一緒に働く情シスのみなさんって、どんな方が多いですか?

新田さん:意外と(?)、外に出る趣味がある人多いんじゃない(笑)山登り、釣り、キャンプ、自転車とか。情シスみんなでBBQをしたり、土曜日朝5時集合で自転車乗りに行くとか!メンバーがホノルルマラソンに行ったときは驚きました。

五十嵐さん:仕事柄もあると思いますが、物事を冷静に捉えて事実・データに基づいて判断をする人が多いです。仕事を進める中でも、情報を丁寧に集めて整理をして、最適解を見つけられる人が情シスには向いているとも言えますね。

とはいえ、立場的にも様々な職種・タイプの方と議論をする機会も多いので、事実と論理だけでは伝わらないこともあります。相手に合わせたコミュニケーションを取り、橋渡しのような役割に回る柔軟性も持ち合わせていますね。

ーー最後になりますが、「こんな人に仲間になってほしい」と思う人物像を教えてください。

五十嵐さん:できない理由ではなく、どうしたらできるのかを考えられる人ですね。情シスは制約が多い仕事だからこそ、もちろん慎重に仕事を進めることも大事。ですが、事業部がやりたいことを、リスクを説明して諦めさせるようなことはしたくない。技術的に豊富な選択肢があれば、こうやったら叶えられるんじゃない?と提案し、前向きに解を探しに行こうとする。情シスで活躍する人はそういう人が実際多いです。

新田さん:3つあります。

1つ目は「信念を持っていること」。信念を持っていることは、その人の個性であり、判断軸でもあると思います。この信念がないと、あるべき姿を自分たちで描かなければならない情シス業務では厳しい場面が出てくるでしょう。

2つ目は「想いを現実にするために努力できること」。描いた理想を現場の声を聞きながらチューニングしていく必要があります。そのためには、代替案を考えたり、各方面と調整を重ねたりすることが求められます。このプロセスを「努力」と表現しています。

3つ目は「周りの声を聞いて成長できること」。人から指摘された至らない部分を認め、自分自身を改善する姿勢は、当たり前のようでいて実はとても大事だと思っています。今までの考え方ややり方を変えるのは簡単ではありませんが、そうした柔軟なマインドは、変化の激しい今の世の中に対応するためには必要不可欠だと考えます。

この3つを持っている人は、情シスで結果を残しているだけでなく、周囲からの信頼も厚いです。いわば「信頼貯金」をたくさん持っている人ですね(笑)。

ーーお二人のクロストークを通じて、情シスの魅力と可能性を感じていただけたのではないでしょうか。次は、あなたがこのチームの一員として活躍する番かもしれません。

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