
「得意」を活かすマネジメントで、最高の成果を。 #社長賞への道
エン・ジャパンに新卒で入社をして現在10年目、人材紹介サービス『エン エージェント』の福岡拠点でマネージャーをしている又吉です。今回、社長賞という名誉ある賞を受賞させていただくことができました。

福岡拠点、存続の危機。自分が求められている成果とは何か?
私が福岡というマーケットでチャレンジするのは今期で3回目。今年は、通常の年とは訳が違い、これまで『エン転職』の部署と一緒だった天神のオフィスから、『エン エージェント』のみの独立したオフィスを構えさせてもらうことが決まっているタイミングでした。
1期目から2期目は、人員が横ばいにも関わらず業績は2倍以上と順調に推移。ところが、移転が決定した前後は業績が安定しない状況が続いていました。
実は東京にいる上司からは「こんな状態なら拠点を閉じることも検討する」と言われたこともありました。移転準備を進める中で見えてきたのは工事費用、机や椅子、その他設備を整えるためにはにもすべてかなりのお金がかかること。
見積もりやPLを見て「これを全額ペイしなければならない」と、心が重くなりました。と同時に自分が求められている業績の本当の意味をきちんと理解することが出来、改めて「業績を安定的に達成出来るようにしよう」と決心しました。
とはいえ、福岡市内の博多・天神は全国でも「物件が空いていない」ことで有名なエリア。通常の業績を追いながら、何度も内覧や打ち合わせに行かないといけないという状況。人材紹介というサービスゆえ、転職相談に来られる方が来やすいような利便性のよい物件がなかなか見つからない…。
メンバーのみんなとは、「そのうち橋の下で面談しないといけないかもね」と笑っていましたが・・・本音はかなり精神的に追い込まれていました(笑)。

独りよがりな仕事からの脱却。「メンバーが持つ強みが最大限発揮できる環境を作りたい」
今の組織になって思うことは、ようやく良い意味で「自分でやらなきゃ」から脱却できたということ。
私はこれまで誰かに頼ることとが苦手でした。自分で言うのもあれですが、仕事でもなんでも大体のことがそこそこ出来るタイプ。とはいえ、組織を任せてもらう役割となった今、自分ひとりで拠点の売上を達成することは不可能です。
何をやっても特徴があまりない器用貧乏な自分がそれなりにやるより、メンバーの強みが最大限発揮できる仕事を任せて自由に活躍してもらったほうがいい。一緒に働いていているのは、私が全員採用に関わったメンバーたち。面接の時から感じていましたが、全員本当に違う領域での強みを持っていることを誰よりも私が知っています。
私が掲げたことは、この2点。
メンバーが持つ強みが最大限発揮できる環境を作る。
正しい戦略を考えて、みんなが実行しやすいものにする。
戦略は、どんなにキレイに立ててもみんなが実行できなければ意味がないし、私だけで出来るものではない。
福岡は東京や大阪、名古屋といった他の主要都市に比べたらとても小さなーケットです。限られた企業の中で注力すべき企業を精査し、個人の能力に合った仕事を任せるようにしました。
例えば、新しい企業へのアプローチが得意なメンバーには新規開拓のミッションを。長く深く企業と付き合うのが得意なメンバーには担当企業を限定し深耕する役割を任せる。メンバーたちも強みが活かせる仕事を任されると成果が出やすく、自信にもなり、また成果が出る、という良いスパイラルを作ることが出来ました。

今回の戦略を立案する際に遠隔の上司やマネージャーの皆様の知恵をたくさんお借りしました。本当に度々時間をいただいて、自分が見て考える視点とは違った意見をいただけたこと。時には、もっとこうしたほうがいい、という意見をハッキリいただけたことは非常にありがたかったです。
拠点経営、というものを自分でやらなきゃと息巻いていた時代は終わり、多くの人の力を借り、頼れるようになったことは自分が大きく成長出来た部分だと思います。
今回の受賞は、まずこのような環境を与えてくれた多くの方々や一緒に走ってくれているメンバーの皆へ感謝がお伝えできるとうれしいです。
ここからは、もっとマーケットの中で存在感を発揮していくこと。
福岡オフィス全員で、そこに向けて尽力していきます。
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この記事を書いたレポーター

- azusa
- 神戸(のとなりまち)出身、福岡在住の踊るコンサルタント