
そこに自分の「気持ち」は乗っているか?社内を巻き込み、人を動かす極意。 #社長賞への道
はじめまして。中途求人メディア事業部の鳳城(ほうじょう)です。先日の全社キックオフで、とある営業ツールの推進を評価いただき、「社長賞新人賞」をいただきました。誠にありがとうございます。
私は2017年11月にエン・ジャパンに中途入社。現在、中途求人メディア事業部で事業企画の仕事をしています。フレッシュ感は全くありませんが、まだ社会人3年目です。
ちなみに、荘厳すぎる苗字は自称・詩人の先祖が「日本一カッコいい苗字つけようぜ!」とつけたものです笑
事業企画という仕事ですが、格好良く言えば、事業方針を具体的な戦略に落とし込み、担当部署に実行してもらう仕事。実際には、定量分析をメインとした、かなりマルチな何でも屋です。入社以来、同じテーマだけを取り組み続けたことはありません。飽き性の私にはピッタリです。
前職は、人材業界のweb広告マーケターで、カスタマーの集客を担当していました。数字を元に話を進めるという点では同じですが、本格的な企画職は全くの未経験。
ちなみに、趣味は料理。最近はダイエットも頑張ろうと思い、サラダチキンを常食にしています。
今回は、「企画と営業のコミュニケーション」というテーマにフォーカスして、日々私が考えていること・工夫していることについて、お伝えさせてください。

|成功への執念と社員との密なコミュニケーションがカギ
①「どんなに正しくても、人に伝わらなければ意味がない」
私が企画職として働く上で大事にしているスタンスです。
定量的なデータから導かれたどんなに正しいことでも、実際に現場で実施して成果を出すまでは、全て机上の空論です。どんなに正しかろうが、それだけでは意味はありません。人に伝わって、人が動いて、ことが動いて、初めて意味があると思っています。
このことを強く感じるようになったきっかけは、学生時代のサークルでの失敗です。当時の私は、自分の正義を振りかざし、誰かれ構わず噛みつきまくる厄介者でした。先輩に「お前が一番嫌いだった」と言われてしまうほどです。
自分がただの厄介者だと気づいたのは、幹部を決める選挙で落選したとき。周囲からの評価を数字として突きつけられる初めての経験でした。自分が信じていたものは机上の空論で、それを伝える努力が圧倒的に欠けていたと、このとき初めて気が付きました。
まだまだ自分の中では課題ではありますが、そこからは仕事でも私生活でも、「どう伝えるのか」ということを考えながら生きています。牙は抜けきっていないのですが、あの頃よりは少し丸くなった気がしています。
②コミュニケーションは自分でデザインできるはず
「どう伝えるのか」ということを考えると、言葉の選び方や微妙な言葉尻の表現、などなど細かなテクニックはもちろん重要ですが、企画としてマスを相手にする際には、全体のコミュニケーションを設計することが重要だと考えています。
今回の営業ツールの推進では、全国の営業に対して情報を発信する必要がありましたが、どうしても1対マスのコミュニケーションでは、情報の浸透度に限界があります。また、企画からのメッセージは、上から目線になってしまうこと、またはそう感じられてしまうことが多いです。
ただ、こういったことはコミュニケーションを最適な形にデザインしていくことで、乗り越えられると思っています。具体的に実行したコミュニケーション上の工夫は以下の3つです。
1.日報を毎日全件チェック
企画職は現場との距離が遠いため、まずは自分から距離を詰めて、情報を取りに行くことが重要だと考えました。具体的には、担当していた営業ツールに関連する日報の全件チェック(当社では日報を社内全部署に対して公開しています)。ここ3ヶ月で1,000件以上の日報を読んだ計算になります。知らない企画の人から日報に「いいね」が来るのは、かなり怖かったかもしれません笑
これが現場のリアルな声をキャッチするとともに、「あのツールのことは鳳城に聞け」という流れに繋がったと思っています。
2.全国の推進担当とコミュニケーション
同じ内容でも、遠くの企画の人から伝えられるより、より身近な人から伝えられたほうが情報の浸透度は高まります。そのため、全国の拠点に推進担当を立てていただき、その方たちに現場への情報伝達や情報収集の役割を担っていただきました。
推進者の方とのやり取りに集中することで、コミュニケーションコストを抑えつつも、情報の浸透度を高めて、リアルな現場情報を得るというねらいがありました。
3.週1回メルマガを配信
全国で同じツールを使っているはずなのに、いつの間にかローカルルールが出来上がっていることは少なくありません。そこで上記で得た現場情報を元に、今必要とされている情報・ノウハウや定量的なレポートを、メルマガ形式で発信。全国で統一された使い方でツールを使ってもらえるように、常に正しい情報をアップデートしていきました。
上記の3点のように、意図をもってコミュニケーションをデザインすることで、リアルな情報のキャッチアップとそれと連動した情報発信が可能になったと思っています。
③そのミッションに自分の気持ちが乗っかっているか
根性論じみてしまいますが、企画職として仕事をする上で、これが一番大事だと思っています。特に、やらされ仕事、お役所仕事になりがちな企画の仕事のなかでは、重要なポイントだと思います。
壁にぶつかったときに、「あれ?そもそも何のためにやってるんだっけ?」と当初の企画書に戻って考えてみること、そして初心を取り戻して改めて気持ちを乗せること、そうすることで軸をブラさずに、ミッションを遂行することができるはずです。
根幹の部分がブレてしまうと、メッセージがブレていきます。あるべき姿をしっかりと定め、そこからブレイクダウンして細かな運用まで落とし込む、そしてそれがしっかりと繋がっていることが前提です。これを絶対にブレさせないこと、そしてそれを自分が信じていることが重要だと思っています。
これが繋がっていなかったり、ブレてしまったりすると、メッセージがブレていき、どんどん歪みが生まれていきます。いくらコミュニケーションがしっかり設計されていても、伝えるメッセージ自体がブレてしまうと意味がありません。
今回で言えば、推進させていただいた営業ツールを使ってどんな世界を目指すのか、そのために今何をしてもらいたいのか、それが自分の中で常に明確になっていました。これがツールの浸透に大きく影響したと思っています。
大人の事情で名前は出せませんが、私はこのツールで営業手法に革命が起こると信じています。出会ったときの衝撃は忘れられません。営業手法が手紙から電話やメールに変わったように、次の時代が来るはず。そして、それが営業現場にとってプラスになると信じているからこそ、今このツールを使うべきだと主張することができています。

|成功体験を、次のミッションで活かす
偉そうなことを色々と書きましたが、今回の新人賞は自分の力でいただいたものではありません。
新人には大きすぎる壮大なミッションが受賞の大きな要因だと思っています。
ただ、かけていただいた期待に答えられるように、自分の役割を全うしようと全力を尽くしてきたことは事実です。このミッションの中で行ってきたトライ&エラーの蓄積を別なミッションにも活かし、今度は自分の力で賞をいただけるよう、精進して参ります。
牙は多少丸くはなりましたが、信念を持って突き進むスタンスとパワーは変わりません。
今後もぜひ、鳳城航にご期待下さい!

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この記事を書いたレポーター

- wataru_hojo