
突撃!仕事のリアル(コピーライター・野津さん)ー「言葉」という、ままならないものと向き合い続ける
こんにちは、広報の羽田です。
エン・ジャパンの様々な職種を紹介する「突撃!仕事のリアル」シリーズ。
今回は、「コピーライター」の仕事を紹介します!
そもそもコピーライターの仕事とは?
ミッションは、心を動かす「言葉の力」であらゆる課題を解決すること。
企業や人が抱える悩みを解決するために、読み手の心を動かす言葉を考え抜きます。単に魅力的な言葉を考えるのではなく、「本質的な課題解決につながるかどうか」までこだわるのが重要。
エン・ジャパンは創業期から、コピーライターの採用・育成に力を入れてきた会社。「エン転職」の求人広告制作に携わるメンバーだけでも数十名が在籍しており、そこからパンフレットやWebサイト、一般広告など活動の範囲を広げているコピーライターも多数。そのほか編集者やクリエイティブディレクターなどさまざまなキャリアの可能性がある、エンのクリエイターの登竜門となる職種です。

今回は、コピーライターとして活躍する野津さんにインタビューしました。
野津 幸一(2016年新卒入社)
<Profile>
2016年、コピーライターとしてエン・ジャパンに新卒入社。求人広告の制作や後輩育成を経験したのち、2019年4月よりブランド企画室に異動。インハウスのコピーライターとして、自社の企業サイトやサービスサイト、パンフレットなど様々なライティングを担当しています。広告宣伝担当として、TVCM・交通広告などのマス広告の進行も。
▼野津さんのセブンルールはこちら
https://www.en-soku.com/life/72094
|コピーライター、一言でいうとどんな仕事?
「言葉」という、ままならないものと向き合い続ける仕事。
|コピーライターの仕事、やりがいを感じる瞬間は?
文章を書いているとき。あと、自分の書いた文章を読んで「俺って天才かも」とうっかり思えてしまうとき。
とにかく文章を書くというプロセス自体が楽しいです。もちろん気乗りしない仕事もあるけど、自分なりに「こういう場所(メディア)で、こういう課題感を踏まえて、こういう読み手に向けて書くなら、こういう口調で、こういう構成で、こういうキーワードを散りばめて……」と考えて形にしていくのは、やっぱり面白い。
何より、自分が書いたものをあとで読み返して「これ……けっこう上手いじゃん」「俺って天才かも」とうっかり思えてしまうときは、誰に褒められるわけでなくても、なんだかほっこりと嬉しいです。
自分が一番、自分の文章のファンだと思います。
あとは自分の書いたものが、企業サイト、サービスサイト、採用サイト、パンフレットなど多くの人が見るメディアに載ったときはやっぱり手応えを感じます。特にインハウスのライターだと、自社の採用サイト制作をまるっと手掛ける、といったこともしばしば。
「このサイトのテキスト、ほぼ全部自分の仕事」と言えるくらい「自分の文章だらけ」で公開されたものが好評だと、ああきちんと自分以外の人に届くものを作れたんだな、と嬉しくなります。

|逆に、コピーライターの仕事がしんどいと感じる瞬間は?
どんなに考えてもいいコピーが浮かばないとき。あと、良いと思って出したテキストが、全訂(まるっと書き換え)になったとき。
サクサクサラサラと、いい感じの機能するコピーが量産できるような、器用な人間になれたら良かったのですが、だいたい常に難産です。
ノートに向かって、いろんな言葉を書きながら考える。PCで打ち込みながら考える。シャワーを浴びながら、トイレにこもりながら、ベッドで横になりながら、電車でぼーっとしながら、チャリをこぎながら(危ない)……。
それでもなかなか「これぞ」というキャッチコピーやタイトルが浮かばない。でも締め切りはどんどん迫ってくる。そのうち、胸のあたりが焦りで燃えてきます。本当に追い込まれると横になってもとても寝れないので、ゴロゴロしながらずっと考えています。
そんな難産を乗り越えて、これだ!と意気揚々と提案すると、あえなく全訂(全部訂正=まるっと書き直し)。それでもめげずに書き直すのですが、、、なかなか光が見えないとやっぱりしんどいです。
ライターをやっていると、泣きたくなることは絶対にあると思います。理不尽な修正だってあります。だって仕事だもの。でも、その先に、ちょっと強くなった自分がいる、と信じて頑張れると、少しずつ好転していくような気がします。

|新卒からコピーライターを目指した理由は?
シンプルに「文章を書く」を仕事にしたかったからです。
元々内気なタイプでした(今も)。人の目を見て話せない。スタバとかサブウェイで注文するのも怖い。営業なんて絶対ムリ。
そんな自分が唯一、人よりちょっとだけ得意だったのが文章でした。自分の頭の中にあるものを、一番うまく外に出せるのが文章という形だったのだと思います。
高校生のとき、なんとなく始めたブログが意外とクラスメイトに好評だったのが、「書く」にのめり込んだ一番のきっかけかもしれません。自分の頭の中にある考えを、言葉にするって面白い。それを人に読んでもらって、反応があるともっと面白い。
そんなこんなで、大学でも「メディア・コミュニケーション研究所」というマスコミ研究所的なところに入って、出版社の方が講師の授業に出て作文のトレーニングをしたりしてました。くだらない自虐ネタばっかり書いてましたが。。それなりに「面白い文章を書くヤツ」だと言ってもらえて、ちょっと調子に乗っていたような気もします。
だから自然と、就活のときも「文章を書く仕事がしたい」「つーかそれ以外できる気がしない」と思ってました。とはいえ、新卒でライターとかコピーライターになれる会社って、全然ないんです。
大手出版社とか、新聞社とか、広告代理店とかはめちゃくちゃ狭き門だし、希望の職種で入れる可能性は低い。あとは小さい会社が多くて、新卒で入るには勇気いるし。いきなりフリーランスになるのも厳しいだろうし。
そんなことを考えていたときに、たまたま見つけたのがエン・ジャパンのコピーライター採用でした。職種別採用だったので、内定をもらえれば絶対にコピーライターになれる。上場企業で、新卒からコピーライティングが学べるって、ほんと、ラッキーでした。何より「書く」が本職になるって、なんだか夢みたいでした(今もちょっと夢みたいです)。

|コピーライターに向いている方、向いていない方の違いは何だと思いますか?
良いものができるまで、粘れるかどうか。
言葉って、本当にままならないものだなと思います。文法を無視して好き勝手できないし。読む人のことを考えて書かないと全然伝わらないし。普通に書くと、普通の言葉しか出てこなくてクソつまんないし。
だからそう簡単に、良いものが出来上がるものではない。だから、良い書き手になるためには、何よりも粘り強さが必要だと思います。
まず、書く前に考える。依頼主が伝えたいこと。現状の課題感。伝えたい相手はどんな人か。何を知っていて、何を考えていて、どんな言葉に喜び、どんな言葉を嫌がるか。どんなシチュエーションでこの言葉・文章に接触するのか。それなら、どんな口調で、どんな内容を、どんな構成で伝えるのが良いのか……。
その上で、書きながら考える。書いてからも、考える。読み返して、引っかかるところはないか。論理は飛躍していないか。読み手に嬉しい言葉遣いになっているか。書き手のエゴが出すぎていないか。余分な言葉は削ぎ落とされているか。
もちろん、誤字・脱字・衍字(えんじ=余分な文字が入るミスのこと)は絶対NG。書いてから、できれば一晩寝かせて、フラットな目でチェックする。信頼できる人に見てもらう。そうやって、何度も書き直す。
短いコピーでも、長文でも、そのプロセスは変わらないと思います。特に長文は、技量がモロに出る気がします。ひょっこり良いフレーズがひとつふたつ浮かぶことはあるけど、それだけでは「一定の長さのあるテキスト」をクオリティ高く仕上げることはできない。
ちゃんとした長文を書けないと、プロを名乗れない気がするので、そのスキルは粘り強く伸ばしていかないといけないのかなと思っています。
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野津さん、ありがとうございます!
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この記事を書いたレポーター

- miyuki_hada
- 読書と海とK-POPが好きな広報。IVEとKep1er愛でてます。コンサルティングセールス→人事→営業推進を経て現在4職種目。